発酵セミナー テーマは「老い」


*1月22日のイベントのレポ

今回は『老い』をテーマにおき、まずはHacco’s Table 石島より
腸内環境の観点から老いについて話をいたしました。

まずは参加者一人ひとりに老いとは何かを考えていただきました。
老いという言葉を耳にしたら、どんなイメージを思い描くか、
まずはじめに思い描くのは、肉体的な機能の衰えが大方の印象。
また相対的な側面もあり、心の問題も絡んでおります。

年齢を重ねていく過程でさまざまな経験をすることで人は変化していく。
年齢が高い方で実年齢よりも容姿や中身が若い方をたまに見かけますが、
これは主観年齢といわれ、実年齢よりも若いと脳にも腸にも有益といわれています。

 

藤田紘一郎教授
 
今回は皆さんには食習チェックで「腸年齢」で診断。
腸内環境は老いる過程において密接な結び付きがあることを
理解していただきました。


発酵セミナー

その後、藤田先生にバトンタッチ!

より詳しく腸内の世界についてご説明していただきました。
老いないためのカラダ作り、
そして、
教授が提唱した老いない食事もこの日、紹介いたしました。
長寿大国といわれる日本ですが、実際には昔は30 〜40年の寿命。

明治後期では ≪男性42.8/女性44.3(歳)≫
昭和前半では ≪男性50.06/女性53.96(歳)≫

長寿といわれるようになったのは平均寿命が延びたのはごく最近のこと。

平均寿命を大きく延ばした最大の理由
それは『肉』にあったのです。
戦後になり、日本経済は飛躍的に豊かになり、
当時の食卓には、肉や魚や卵など“動物性たんぱく質”が並び、
中でも摂取量が大幅に増えたのがお肉。

お肉は植物性たんぱく質では補えない栄養素や生理活性物質を与えてくれ、
肉の摂取をやめると老化が進みます。

私たちが50歳を迎えた頃、カラダを動かすエンジンは
この頃から切り替えなくてなりません。
これまでは子孫を残すための活動エネルギー、
糖(糖質)をメインとするエンジンから
これからは酸素を燃料とするミトコンドリアのエンジンに切り替える。
(詳しくは今後の講座で解説)

ミトコンドリアと解糖エンジンについて


腸内フローラを豊かにするこれが健康で老いないカラダへ近づきます。
腸内環境が喜ぶ、7つの活動を取り入れ、
(中身は割愛)
継続的にヤセ菌のカラダを持つことで免疫力のある体質となります。

私たちはキレイな抗菌社会の中で生活している。
この環境は良い菌までも死滅させてしまうため、
カラダを守る「常在菌」までも排除している。
常在菌には体のさまざまなところに存在。
(中身は割愛)
 
老いないための食事のとり方・食べ方についても
ご紹介がありましたが今後の講座で紹介していきますね。


講座の後は、試食会と即売会を実施

納豆とひじきのサラダ
自家製塩麹のフレンチドレッシング和え
※オーガニックの納豆を使用。

旬魚のカルパッチョ
白味噌と塩ゆず(乳酸発酵)のビネガーソースがけ
※当日の魚は鰤を使用。

有機野菜の発酵バーニャカウダ
黒豆麹で作った醤油豆と
オリーブオイルのディップ
※野菜はすべて、オーガニック食材

発酵鍋『酸菜白肉鍋』
 
当日は自家製の白菜漬けと豚バラのみでしたが、
本来はこれに豆腐・干し椎茸・レタスが付いてます。
豚バラとレタスをしゃぶしゃぶして
乳酸菌たっぷりの白菜漬けと一緒に…。

続いて「即売会」は腸内環境に特化した腸活キットを紹介。
 

腸内環境検査

 

尿中のインドキシル硫酸の量を測定することで
インドールの量、腸内環境の状態を把握できます。
このインドールは、腸内の大腸菌などの悪玉菌により
インドールを物質を作り出し、
腎臓でインドキシル硫酸という毒素に変換され、
最終的に尿として排出されます。
食生活や生活習慣の乱れによって、
腸内環境が乱れて、インドールの量が増えます。
 
今のあなたの生活の質が俯瞰で分かる優れたキット。
安価で早く診断結果が分かります。


当店のアドバイザーでもある藤田先生、
全国を飛び回り講演会を開いています。
規模は小さいですが、Hacco’s Tableでは毎回テーマを設けて、
そのテーマに関連する、腸が喜ぶ発酵料理の試食会を開いております。


不調のないカラダを手にするには生活・食事・運動などの
継続的な腸活の取り組みが必要です。

詳しくはこちらに書いております。良かったら申請してみてください。
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